バイクのトランスミッションにおいて、ローギアからトップギアまでの各ギア変速比の差が大きいものをワイドレシオといいます。
変速比の範囲はある程度決まっているため、ギア一段ごとの変速比が大きければシフトポジションが少なくなります。
バイクのトランスミッションの変速比(ローギアからトップギアまでの各ギアの変速比率)差が大きいものがワイドレシオです
その反対がクロースレシオ。
クロース(close)は「間隔を詰める close it up」、「列を詰める close the ranks」などのように「・・を近づける」などに用いられる言葉。
クロースレシオはギア一段ごとの変速比の差が小さいことです。
スポーツタイプの車やレース用車輌で、エンジンを出来るだけ最高出力回転に近い範囲で使用するため、各段のギヤ比を近づけるように設定されているものをクロースレシオといいます。
逆にギヤ比が比較的離れているものをワイドレシオと呼んでいます。
バイクのカタログに「〇速クロスレシオ」などと記されていることがあります。
例えば3速クロースレシオの場合、3速が2速側か4速側のどちらかに寄せられているということです。
通常のバイクでは発進時に使う1速のギア比を大きくして、2速をワイドレシオに、それ以上のギアはクロス気味に設定している場合が多いようです。