
エンジンが発揮するパワーの最大値が最大トルクです。
トルクとはクランクシャフト(ピストンの上下運動を回転運動に変える)がどのくらいの力で回っているのかを数値化したものです。
エンジンの回転数により変わりますが、その回転数に比例するというものもありません。
最大トルクはエンジンの回転力が最大のときの数値で、〇〇N・m/ ◎◎rpm といった表記がされます。
これはエンジンが◎◎回転のときに〇〇N・mの力で軸が回っている、ということを現し、数値が大きい程エンジンパワーがあるということになります。
たとえば6.3kg-m/4500rpmであれば、6.3kgのオモリを1mの棒の先につけ、回すことのできるチカラのことをいいます。
現在の表記は62N・m/4500rpmとなっています。
この数字が大きいほど力のあるエンジンということになります。
rpmはエンジンの回転数のこと。
しっかりと加速したい時は、最大出力までまわすよりも、最大トルク付近でシフトアップするといいかもしれません。
余談ですが、最大トルク、最大出力、そして排気量がそれぞれ意味する回転、馬力、大きさの違いがよく分らないというユーザーは意外と多いようです。
- ヤマハ・XSR900
- 車体型式:EBL-RN46J/N703E
- エンジン:水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ
- エンジン型式:直列, 3気筒
- 内径x行程 / 圧縮比:78.0mm×59.0mm / 11.5:1
- 最高出力:81kW(110PS)/9,000r/min
- 最大トルク:88N・m(9.0kgf・m)/8,500r/min
- 乾燥重量:195kg
- https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/xsr900/index.html