アイドルスクリュー

アイドリングの回転数を調整するためのネジをアイドルスクリューといいます。

アイドリングとはエンジンをかけてアクセルを回していない状態です。

寒い日など走行前の暖機運転を目的とすることもよくあります。

アイドリング中はエンジンが止まらない最低限の燃料が使われています。

エンジンが消費する燃料、つまりエンジンの回転数は季節やエンジンの温度などにより変わります。

現在ではキャブレターの補正機能が高く、アイドリングは温度変化に対しあまり変化することはありませんが、チューニングなどしているバイクの場合は温度などに敏感になっていることも多く、常に気に掛けることが必要になります。

季節、湿度、空気密度など、その環境下で適切な回転数となるようアイドルスクリューで調整するのです。

ハーレーダビッドソンなどは、ロングタイプの「ロングアイドル」をよく使用しています。

短いものが、通常のアイドルスクリューで、長いものがロングアイドルです。

短いアイドルスクリューをはずして、延長フレキシブルパーツを取り付けエンジン横にダイアルを出します。

ロングアイドルをつけると、信号待ちなどで低速のアイドリング調整ができます。

って、そんなにアイドリングが不安定なのだろうか？バイクに乗りはじめてアイドル調整なんてやったことないぞ。