リジッドサスはサスペンションを使わずフレームに直接リヤホイールを固定すること、またはサスペンションを外した代わりに入れる金属製のバーをいいます。
つまり減衰無し、サスペンション無しの完全固定となります。
衝撃を吸収する機能がないため路面の凹凸はダイレクトに伝わってきます。
当然乗り心地は悪く、バイクの足回りやタイヤ、フレームはもちろん、ライダーにも負荷がかかります。
衝撃吸収機構を持たない棒状のサスペンション。
昔のバイクはリジッドサスのものが主流でしたが、現在では殆ど存在しません。
独特なデザイン的な魅力もあり、海外メーカーにはリジッドスタイルのモデルもあるようです。
通常バイクのサスペンションとなるスプリングがないので、ルックスを重視するアメリカンタイプなどに使われることが多いようです。
もちろん乗り心地は悪いし、バイク全体、足回り、タイヤ、フレーム、特に人間に負担がかかることは言うまでもありません。
日本では自分で改造し、車体を低くしているものを見掛けますが、現代的な洗練されたスタイル、とはいえないかもしれません。
がしかし、バイクは趣向性の高い乗り物。リジッドサススタイルがお好きなライダーも居るかと思います。