バイク乗りの花粉症対策について見ていきましょう。花粉症シーズンが到来します。一般的には2月の下旬からゴールデンウィークあたりまで続くと言われている花粉症ですが、私たちバイク乗りも花粉症は大変な時期となります。
オートバイにおいては、ヘルメット自体が花粉症対策の対策を行うツールとなることがあり、どのようなヘルメットやヘルメットに使用する周辺器具を用いれば花粉対策を可能とするかについての記載になります。
オートバイの場合は、ゴーグルを使用して花粉が体内に入り込まないよう対策を講じることができますのでヘルメットだけに限らず対策を可能としていることについて考えていきましょう。
この記事に書いてあるコト
毎年来る花粉症
花粉症は毎年やってくるため、バイク乗りの方においては視界という形で花粉症が影響を及ぼします、ここでは毎年やってくる花粉症に対してどのような手法を用いれば対策になるかについて記載をしていきます。
マスクだけに限らず、ゴーグルという方法でも花粉を防ぐことができますのでごーくるや特殊ヘルメットについて解説をしていきます。
バイクで帰宅後に行う対策
花粉症シーズンでバイクに乗って帰宅したあとにする対策について見ていきましょう。
だんだんと暖かくなる2月後半から3月4月とバイクシーズン到来ですが、その出鼻をくじくように花粉症もやってきます。花粉症は外出後のケアもとても大切です。
まずは全身から花粉を落とす
バイクで帰宅後は、まず全身から花粉を落とすことが大切です。
服やヘルメットなどに付着した花粉を落とすために、軽く揺らしたり、ブラシなどで軽く叩いて落とします。
また、シャワーを浴びるという方法もありますが、時間がない場合にはボディシートなどで拭いて落とすこともできます。
うがい
出典:アマゾン
バイクで帰宅後には、うがいをすることをおすすめします。
口内や喉に残った花粉を取り除くことで、鼻や目の症状を緩和することができます。
うがい薬を使用すると、より効果的です。
鼻洗浄
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鼻洗浄も効果的な対策の一つです。
鼻の奥の花粉を取り除き、鼻粘膜を清潔に保つことができます。
市販の鼻洗浄器具や、ネットiショップなどで手軽に入手できる鼻洗浄用の液剤を使用することができます。
できればシャワーを浴びる
バイクで帰宅後にシャワーを浴びることも有効です。
全身から花粉を洗い流すことができます。
また、髪の毛にも花粉が付着することがあるので、髪を洗うこともおすすめします。
花粉シャットアウトのマスク
マスクの中には、花粉を完全にシャットアウトするタイプのものがあり、これは、土木建築などで使用されている特殊フィルターを通すマスクというものがあります。
特殊フィルターマスクを用いれば、花粉を完全シャットアウトすることが可能で、かつマスクによってはとてもおしゃれなのでオートバイの運転時においても違和感がないものも多いです。
レスプロ RESPRO 大きいパワバルブ装備 メッシュ仕様
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バルブ装着型のフィルター装備マスクで、スポーツ用の特殊フィルターと空気弁を持つタイプで、空気弁を利用することで花粉を外に押し出し、フィルターを守る機能が搭載されています。
スポーツ用なので息苦しさがないという点が利点で通気性が良くバルブをうまく利用することで空気を完全排出することが可能です。
NAROO MASK(ナルーマスク) X5s スポーツマスク 花粉症対策
出典:アマゾン
杉やヒノキという花粉を防ぐことができるマスクで、かつUV対策をしているため、紫外線で内部のフィルターが劣化するという問題が起きないマスクです。
反面に花粉にしか対応できないという問題があり、微細な粉塵については対策できておらず、あくまで植物の花粉においてのみ機能するマスクです。
NAROO MASK(ナルーマスク) X5 スポーツマスク
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防寒機能があるマスクで首を覆い隠すことが可能な、花粉対策機能を持つマスクです。
利点においては、花粉に対してのみ有効なフィルターを採用しているため、息苦しさがない点ですが、反面に花粉にしか効果を示さないため、微細な粉塵に対しては防御機能は弱いです。
よって、PM2.5のような微細のアレルギー物質についてはフィルターを通過してしまうので効果はあまり期待できません。
[フィリップス] ブリーズマスク グレー 電動ファン
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空調を搭載しているマスクで、内部でファンが高速回転することで空気を強制的に入れ替えます。
マスクのフィルターは、PM2.5に対応しており、微細なアレルギー物質を遮断することが可能です。
ただし、電動ファンについては、充電式で連続稼働時間はおおよそ2時間から3時間と短めです。
バイク乗っているときの花粉を防ぐ
バイクは、実はバイクに乗っているときに対しての花粉対策が可能で、フルフェイスのヘルメットのほか、ゴーグルを使用することが可能です。
なので、フルフェイスやゴーグルにマスクという幅広い対策が可能です。
目が辛い人はフルフェイス
目がかゆくてつらいという方においては、フルフェイスというヘルメットがお勧めで、これはバイザーが目を守るというヘルメットになり、首から顔面すべてをヘルメットで覆うというタイプです。
自宅でヘルメットを装着してから出かけるという必要性があり、建物外でヘルメットを外すと花粉対策が薄れますが、建物内でヘルメットを装着すれば、花粉による目のかゆみを抑えることができるバイク用のヘルメットです。
マスクができるジェットヘル
ジェットヘルは、すべてを覆わないヘルメットで、バイザー部分が簡易であることから隙間が多くあり、ヘルメットを装着していてもマスクを装着することができるヘルメットです。
このヘルメットの利点は、窮屈さがない点で、ヘルメットをしていてもどのようなマスクでも装着でいる点です。
なので、フィルター効果が高い土木用のマスクを装備することも可能です。
ただし、隙間が多いので、花粉は容易に内部に侵入してきます。
ゴーグル・マスクができるオフロードヘルメット
オフロードのヘルメットは、ゴーグルを装備したり、マスクが装備できたりとかなり隙間があるため、自由にマスクやゴーグルを選択して自分に合う花粉対策の装備を取り付けることが可能です。
反面ヘルメット自体に花粉を防ぐための装備がなく、容易に隙間が空くため、花粉の侵入が容易であることから、マスクやゴーグルを良いものにしないと対策が機能しないです。
ノーズマスクを使う
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花粉対策であれば、鼻の孔内部にフィルターを入れるノーズマスクという方法で対策をとることも可能です、この方法であれば、譜面氏を使用したマスクを口に当てる必要性がなく、口を開けない限り、内部に花粉は侵入しません。
鼻の孔内部にフィルターを、放り込むという全く新しいマスクです。
利点においては、目立たないことになりますが反面フィルターは容易に汚れ、かつ交換頻度が早すぎるという欠点があります。
花粉バリア
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特殊なクリームを鼻に中に塗ることで花粉の侵入を防ぐ次世代型の花粉対策グッズです。
利点においては、長期間の効果が期待でき、かつ安全である点ですが、問題点においてはしょっちゅう花の中にクリームを塗らないといけない点と、アレルギー反応を抑えることが商品の特性なので、アレルギーを完全に防ぐためのグッズではないことです。
漢方やお茶で予防
漢方やお茶を飲むことで、花粉症の予防効果が期待できます。
以下に、代表的な漢方やお茶を紹介します。
じゃばらサプリ
出典:アマゾン
じゃばらは、花粉症に効果的な成分が含まれているとされています。
じゃばらサプリメントを摂取することで、花粉症の症状を緩和することができます。
しかし、薬物相互作用のリスクを考慮して医師に相談することが望ましいです。
小青竜湯
出典:アマゾン
小青竜湯は、漢方薬の一つで、風邪や花粉症などに効果があるとされています。
小青竜湯は、生薬の組み合わせにより、風邪やアレルギー性鼻炎の症状を和らげる効果が期待できます。
ただし、副作用や薬物相互作用のリスクがあるため、専門医に相談することをお勧めします。
白井田七茶
出典:アマゾン
白井田七茶は、蕁麻疹やアレルギー性鼻炎の症状を緩和する効果があるとされています。
白井田七茶は、山菜やヨモギなどの生薬を配合したお茶で、飲みやすく、副作用のリスクが低いため、積極的に取り入れることができます。
すーすー茶
出典:アマゾン
すーすー茶は、アレルギー症状を緩和する効果があるとされています。
すーすー茶は、ビワの葉などの生薬を配合したお茶で、飲みやすく、副作用のリスクが低いため、積極的に取り入れることができます。
甜茶
出典:アマゾン
甜茶は、アレルギー性疾患や鼻炎に効果があるとされています。
甜茶は、ミョウバンを含んだお茶で、清涼感があり、熱い季節に飲むとよいとされています。
ただし、ミョウバンが含まれているため、過剰摂取は禁忌です。
花粉症を薬で抑える
花粉症の症状を軽減するためには、医師に相談して薬を処方してもらうことが大切です。
以下に、代表的な花粉症の薬を紹介します。
鼻炎薬
鼻炎薬には、アレロックス、アレグラ、ザイザル、アレジオンなどがあります。
これらの薬は、鼻や目のかゆみ、くしゃみ、鼻水などの症状を軽減する効果があります。
一般的に、1日1回から2回の投与で、効果が4から24時間続くものが多いです。
ただし、薬剤によっては副作用や薬物相互作用のリスクがあります。
医師に相談して適切な薬剤を選ぶようにしましょう。
目薬
目薬にはアルガード、アルピタットなどがあります。
これらの薬は、目のかゆみや涙目の症状を和らげるために使用されます。
花粉症の場合、目の周りに花粉が付着して、目のかゆみを引き起こすことがあります。
そこで、目薬を使用することで、目のかゆみを和らげ、視界を明確に保ち、オートバイの安全な運転に必要な視覚を維持することができます。
一般的に、1日数回の投与が必要で、効果が2から6時間続くものがあります。
点鼻薬
点鼻薬は、鼻水や鼻づまりの症状を和らげるために使用されます。
オートバイを運転する際には、鼻づまりや鼻水の症状があると、息苦しくなったり、視界を遮ることがあります。
これは危険な状況を引き起こす可能性があります。
点鼻薬を使用することで、鼻づまりや鼻水の症状を緩和し、呼吸や視界を改善することができます。
花粉症の症状を手術でなおす
花粉症とアレルギー性鼻炎が重なると、症状が重くなり、通常の治療法では効果が不十分になる場合があります。
このような場合、手術が必要になることがあります。
以下に、手術の効能を示します。
症状の改善手術
症状の改善手術により、鼻腔内の異物や腫れを取り除くことで、症状を改善することができます。
花粉症やアレルギー性鼻炎による鼻水、鼻づまり、くしゃみ、そして鼻のかゆみなどの症状が軽減され、生活の質が向上することが期待できます。
薬の使用量の減少: 手術により症状が改善されることで、薬の使用量を減らすことができます。
薬の使用量が減ることによって、副作用のリスクが減り、医療費の負担も軽減されることが期待できます。
予防効果手術
予防効果手術により鼻腔内の異物を取り除くことで、花粉症やアレルギー性鼻炎の発症を予防することができます。
また、手術後には鼻腔内の清潔を保つことが重要となりますが、適切なケアを行うことで、再発を防止することができます。
しかし、手術にはリスクが伴います。
手術後に出血、感染、鼻詰まり、嗅覚障害、そして再手術が必要になることなどがあります。
また、手術の適否については、患者の症状や体質によって異なるため、医師との十分な相談が必要です。
まとめ
バイクの花粉対策については、様々な商品があり、フィルターを装備したマスクを装着する、鼻の穴自体にフィルターを装着するという奇想天外なグッズまであり、様々な対策が可能です。
格好いい対策から実用的なもの、果ては、受け狙いなのかなと思えるものまでさまざまでありとあらゆる方法でオートバイの花粉対策は可能です。