サーモスタット

サーモスタットとは、エンジンが冷たいときはラジエーターへの水路を閉じ冷却水を適温にし、エンジンが高温のときは開いて水を循環させ積極的に冷却しようとする、温度調節機能を持った弁の役割をするパーツです。

エンジン冷却水の入り口側と出口側に配置され、リアルタイムかつ細かい温度調節がなされています。

つまり、エンジンとラジエターの間で冷却水の「水門番」のような役目として存在しているパーツです。

水冷エンジンに付いているパーツです。常にエンジンを適温状態に調節するために水温が低いときは水路を狭めて冷却水の量を減らし、逃がす熱の量を少なくする役目をします。逆に高くなると水路を広げてエンジンを積極的に冷やします。

温度調節とともに弁の開き具合、つまり流す水量も調整され、おおよそですが65度で10%、70度30%、75度60%、80度90%、83度100%ほどの冷却水が循環されます。

逆に冬場にラジエターの水全部が循環ずることによるエンジンの冷えすぎ(オーバークール)を防止する役目もあります。

サーモスタットが無かったらどうなるでしょう。冷却水は常にラジエターを循環してしまい、水温が不安定になります。

バイクエンジン内の冷却水路にはサーモスタットが閉じている時にクーラントがエンジン内で循環できるようにバイパスが作られています。

このバイパスは「サーモスタットが閉じている時は、バイパスが開き、サーモスタットが開いているときは、バイパスが閉じる」という構造になっており、冷却水の循環が効率よく行われるようにしています。そして、この水路の切り替えを行うのもサーモスタットの役目なのです。

ところで、このような重要なセンサーの働きをするサーモスタット、そのしくみはさぞかしコンピューター制御によるデジタルものなのかと思いきや、実はアナログ構造なのです。

温度センサー部には熱膨張率の異なる金属(バイメタル)が使われており、1885年に発明されました。

1936年には水冷エンジンのパーツとして用いられるようになり、こうして現代でも使われているのです。

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バイク用語辞典管理者

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