
シートやステップ、ハンドルなどの位置関係から決定される、身体や足、腕の位置、ポジションなど、バイクに乗車するときの姿勢をライディングポジション、略してライポジといいます。
正しいライディングポジションをとることで、ハンドル操作がしやすく、視界もよくなり情報も集めやすく、長く乗っても疲れにくくなります。
楽しくて安全なバイクライディングの第一歩は正しいライディングポジションを覚えることから始まります。
基本的なライポジは、まず視線は広く遠くを心がける、肩や腕には力を入れず両脇をやや締める、グリップを握る手はアクセル操作がスムーズに出来るよう柔らかく添えるイメージで、両膝は軽くタンクを締めるように。
そして足は素早いペダル操作ができるよう土踏まずをステップに載せ、つま先をブレーキペダル、チェンジペダルの上に。
横から見た姿勢はヘソを前に出すようにし、軽く胸を張るように。
背筋を伸ばす、背中を反るというのではありません。
安全でスマートなライディングをするためには、まずライポジをマスターすることが大切。
正しいライポジを癖にする、そのためにはやはり練習が必要です。
- ライポジチェックポイント
- 目:視線は広く遠くを心がけます。近くを見たりしません。
- 腕:ステアリング操作が楽にできるように、力を抜いて突っ張らず両脇を少し緩めます。
- 手:柔らかく添える感じで、アクセル操作がスムーズにできるような角度でグリップを握ります。
- 膝:両膝でタンクを軽く閉めるようにニーグリップします。
- 足:すばやいペダル操作ができるように、土踏まずをステップに乗せてつま先をブレーキペダル、
シフトペダルに触れるくらいにしておきましょう。 - 腰:ハンドル操作がしやすく、膝や足が窮屈にならないシートの位置に腰掛けます。
- 肩:力をいれず、リラックスした状態にします。