
バイクメーカーの所有するレーシングチームをワークス、あるいはファクトリーといいます。
世界中のバイクファンから視線を受けるレースには、メーカーが持ちうるすべての技術をもって造られたマシンで出場します。
レースで走ることは、その露出度の高さから大きな宣伝にもなる上、そこで新たに得た技術は最新技術として市販モデルにも反映されます。
ワールドグランプリなどに参加してそこで得た技術を、バイクの技術開発や広報活動を主な目的としています。
巨大なコンボイなどでサーキットに来て、テントを張り、活動しているワークスチームは私たちバイクをのっている人たちの憧れですね!
それに対し、バイク販売店や個人でレース参戦を行う人たちをプライベーターと呼びます。
ワークスチームとプライベーターが混じって行われるレースですが、現実はこの二つの格差が、モータースポーツ下火の原因とも言われています。
優秀なライダーにメーカー側の技術チーム、資金力を持つワークスチーム、一方のプライベーターはマシンやパーツにお金をかけられるはずもなく、同じステージで競ってもワークスチームが賞金を持って行ってしまうのは明らか。
「面白くない」と、レース観戦から遠のくファンも多いようです。
一部のバイクファンからは、せめてワークスチームは表彰の対象外として参戦してほしい、といった声も聞かれます。