
水冷式エンジンの冷却水に用いられる不凍液のこと。
エンジンのオーバーヒートを防ぐために、内部を水が循環し冷却します。
その水がクーラントです。
エチレングリコールが主成分で、LLC(ロングライフクーラント)などといわれるときもあります。
熱くなったエンジンを冷やすわけですから、水は熱せられます。
繰り返し循環し、冷却し続けるためにあるのがラジエーター。
ラジエーターによって一度熱せられたクーラントが冷やされます。
従ってラジエーター液ともいわれ、他には冷却水、LLC(ロングライフクーラント)ということもあります。
昔は単なる水を利用していましたが、冬場の凍結防止のために不凍液を入れる必要がありました。
現在のクーラントはオールシーズン、そのままで使えます。
使用期間が長すぎると劣化し、性能の低下、ひいてはオーバーヒートを招くこともあります。
クーラント液はだいたい2年に1回の交換が必要となります。
エチレングリコール自体は半永久的に変質することはありませんが、長期間使用するとLLCが徐々に酸化して、
経年劣化やエンジンの熱などにより添加剤も消耗し、性能が低下します。
古くなったクーラント液は、ラジエターやエンジンの錆や水漏れ、オーバーヒートの原因となります。
クーラントリザーバータンクをチェック法は・・・
- エンジンが暖まっている時:リザーバータンクのFULLのラインに液面があれば大丈夫です
- エンジンが冷えている時:リザーバータンクのLOWのラインより不足していたらリザーバータンクからクーラント液を補充。
クーラント液にはいろんな色がありますが、基本的にはメーカーによって色を使い分けています。