ドゥカティ MONSTER400 IEのレビュー/口コミ/インプレ/中古/価格【ユーザーレポート】

普通自動二輪免許で乗れる400ccのバイクを探していたところ、バイク屋の奥に真っ赤なDUCATI MONSTER400を見つけました。

他にはHONDA CB400 SUPER BOLD’ORも検討していたのですが人気のある車種なので中古価格も高く、予算をオーバーしてしまったので保留にしていたところ、いつのまにか売却済になってしまいました。

DUCATI MONSTER400は予算内ではあったのですが、外車ということもあり維持できるか心配でした。しかし、時間が経つにつれてこのバイクに妙に惹かれるようになり、バイク屋の方も「気に入ったのを買ったほうがいい」とのアドバイスを受け、悩みに悩んだ末、購入しました。

DUCATI MONSTER400はDUCATIが日本の免許制度に合わせてMONSTER695をベースにして作られたバイクですが、スケールダウンといっても内容は濃いバイクに仕上がっています。

DUCATI伝統のデストロミックLツイン400ccエンジンにマルゾッキ製40mm倒立フォーク、アルミニウム製スイングアーム、300mmダブルディスクブレーキ、Brembo社製対向4ポッドキャリパー、油圧クラッチなど装備は大排気量車と変わらず、DUCATIらしいポテンシャルを秘めています。

なによりも軽量に作られているので、取り回しがしやくす、キビキビした運転を楽しめます。

DUCATI MONSTER全般に言えるのですが、ハンドルの切れ角が異様に少ないです。そのため低速Uターンなどでハンドルがフルロックしてしまうと転倒の恐れがあります。

運転に慣れないうちは細心の注意が必要です。

あと、エンジンノイズが大きいです。DUCATIらしいとも言えますが、もうちょっと静かならご近所さんなど、周囲に気を使わなくていいのですが。

はい、ちょっとDUCATI DIAVELが気になります。

DUCATI MOSTER400に乗るようになって、他のDUCATIのバイクに接する機会が増えましたが、そのなかでも特に印象強かったのがDUCATI DIAVELでした。

これまでのバイクには無い形といい、極太のリアタイヤ、そのたたずまいに衝撃を受けました。大型自動二輪免許をとったばかりの頃に試乗車を運転しましたが、見た目から想像していたよりずっと乗りやすく、とにかく強烈なエンジントルクと迫力ある排気音です。

巨体なので曲がりにくそうなイメージですが、もしかするとMOSTERよりも安定して曲がれる気がしました。キーレスや2画面のカラー液晶メーターなど装備も充実しており、所有するとそうとうな満足感がありそうです。

乗り初めのころはとにかく運転に慣れるのにひたすら乗っていましたが、慣れてからは近県の道の駅めぐりや名所へ行くのが楽しみです。

一度、道の駅でサイドスタンドセンサーの不具合で動けなくなったところ、ツーリング途中だった方に助けてもらった事があります。その場でバイク屋に電話をかけて修理方法を調べてもらい、手持ちの工具だけで直してもらいました。

それ以来、スペアパーツと最低限の工具は携帯するようなりましたが、その方にはライダーとしての見本をみせてもらった気がします。

イタリアンレッドのボディカラーが結構、街中で映えると思っています。また、緑の多いところや海岸沿いなどの郊外などをスムーズに流しているのがおしゃれな感じです。

ただ、一応、スポーツの系譜を受け継いでいるバイクなので、ワインディングロードを気持ちのいいペースで走るのも似合います。

ライダーはTシャツ短パンのようなカジュアルな格好よりも、フルフェイスヘルメットでプロテクターが入ったジャケットとパンツ、ライダーブーツで乗るのが似合います。

★2つ：シロウトにはおすすめできないかも

DUCATI MONSTER400は乗って楽しいバイクには間違いありませんが、古いバイクですし、今現在、各メーカーから魅力的なバイクがたくさんあるので、あえてこのバイクを選ぶ程では無いと思います。

イタリアンテイストが好きで、このバイクになにか惹かれるものがあった人には、間違いなくおすすめできるバイクです。